ずっとまえから部屋で鳴らす用のアンプをさがしてます。
家にあるのがでかすぎて、ボリュームが「1」に行くか行かないかぐらいしか出せません。。。
ダイナコンプで音のハリをごまかしながら使っています。
MXR ダイナコンプにはまっています - emuramemo(よければ過去記事をどうぞ)
小さいアンプはVOXの20Wほどのやつを持ってますが、VOX特有のすこしザラッとした質感が好みでなく友人にベース用として貸しっぱなしです。見た目はすきなんですけどねぇ。
今話題のYAMAHAのギターアンプ、THR10。
この間楽器屋で弾いてみたのでざっと感想を。
5W×2の小型アンプ、THR10のさらに小さいサイズのTHR5ってのもあります。
部屋で弾くのに最適な音量
10Wってのはいいですね。15とか20だと日本の家庭には少しばかり大きい。
大きい出力のアンプはおいしい音を出すためにもそこそこ音量を出さないといけないわけで、音量の事情でそのおいしい部分の手前くらいで弾かないといけないパターンが多いです。へたすると苦情くるしね…
都会はとくに家が密接してるので、なかなか大音量でバーンとは行かないわけです。
THR10は音が小さくてもおいしい音を出してくれます。10Wだからなのか、そういう仕組みがあるのか。とても好印象。
このサイズでしっかりしたアンプってなかなか探すの難しいですし。(おまけでついて来たみたいな、すぐ壊れるアンプが多い記憶が)
10Wも馬鹿にできなくて、ボリューム上げたらパワーは結構あります。そこそこうるさくもできます。
ですが、バンド練習には不向きかも。ジャンルによりますが、ロックとかは厳しそう。ドラムには音量負けそうです。個人練習とか宅録向きですね。
アンプシミュレーターの多さ
これがかなり良いです。
・クリーン
・クランチ
・リード
・ブリティッシュ
・リード
下の設定ほど歪みやすいアンプシミュレーションです。音作りはこれだけあれば問題ないでしょう。
それから
・BASS
・ACO
とエレキギター以外にも適したセッティング用も(?)
「ACO」で弾いてるとけっこう気持ちよかったです。「クリーン」より 笑
あとは
・FLAT
FLATはギターをラインでつないだような音がします。ぺらぺらした感じの。
THRはギターアンプというよりも、アンプシミュレーターつきスピーカーなのかも。
LINE6のアンプシミュレーターにスピーカーがセットになってるような。そんなイメージを受けます。
エフェクトもついてます
小さいのにさまざまなエフェクト付いてます。
モジュレーション・ゆらす系
・コーラス
・フェイザー
・フランジャー
・トレモロ
空間系
・ディレイ
・ディレイとリバーブのミックス
・スプリングリバーブ
・ホールリバーブ
このエフェクト類はおまけぐらいに思ってもらったほうが良いです。
設定も大まかにしかできないし、雰囲気をプラスしてくれるぐらいの感覚で。
個人的にはスプリングリバーブはフェンダーのバネでやってるやつくらいピュンピュンしてほしい…。あれ、単体で買おうかと思うくらいよいですよね、フェンダーのスプリングリバーブって。まぁ、高いし…
BOSSからこんなのもでてますね。試してみたい。
USBにも対応、つかいやすい設定ツマミ
ツマミ類は、
メインつまみ
・アンプセレクト
・GAIN
・MASTER
・BASS
・MIDDLE
・TREBLE
ゲインが付いてるのが良いです。歪みの好みの具合が設定しやすい。
小さいのにこんなにしっかりした音がでるのか、と関心。
個人的にTONE系つまみが微妙に感じました。デジタルで数値いじってる感じが否めません。
あと、「クランチ」のときにベースを上げるとハイが削られる仕様はそんなものなのでしょうか?これがなんかつかいにくいなぁと。全体的にベース、ミッドつまみは効きが悪いような。これ改善してくれたらうれしいなぁ。
でもこれらをカバーしてくれるがアンプシミュレーターの多さ。そこんところよく考えられてます。
エフェクトつまみ
・モジュレーション・ゆらす系
・空間系
さきほど書きましたが、エフェクト類は雰囲気を楽しむ程度に…
アウトプットつまみ
・ギター(スピーカーからの出力)
・USB/AUX(外部機器への出力)
これも目玉機能!このアウトプット考えた人、ほんとうにありがとうございます。
THRの特性上、アンプシミュレーターが活きるわけですが、それをさらに生かせるのは宅録などでのライン録音。USBとAUXついてるなんてえらい!優秀!
アンプでマイク録りしなくてもシミュレータで再現された音が外部機器へそのまま出力されます。最高じゃないですか。
これ、THRの一番おススメポイントです。いや、一番は見た目かもしれませんけどね。
見た目がおしゃれ、場所もとらない
アンプの置き場所って結構こまるんですよね。大きいし、威圧感あるし。
THRは机の上や棚などのちょっとした隙間にも置けそうな良いサイズです。見た目もモダンテイストで、「アンプです」感がまったくないのでコンポやラジカセをおく感覚で部屋に配置できるのがGOODです。いいね。
このアンプのおススメポイントは
・おしゃれな見た目
・どこにでも置けそうなサイズ
・小さいのにしっかりした音のよさ
・宅録にも便利なUSB/AUXアウトプット
です。いいですね、今の時代にふさわしいアンプだと思います。
逆にこういう人にはあまりおススメできません、
・ロックバンドで実際にスタジオで使いたい
・アナログな効き具合のTONEコントロールが重要
・シミュレーター嫌い(それほどシミュレーター臭さも感じませんが)
・見た目が気に入らない
このアンプは目的が明確なので、買う人も若干選ぶかもしれませんがそこが良いところです。
私、小型アンプをBUGERA V5とまよってます。
小音量でしっかりした音が出せる出力切り替えスイッチがついてるみたいで。気になるなぁ。純粋な音しそうだし。でも宅録でマイク録りめんどうだしなぁ…
というわけでざっくり感想でした。
レビュー動画もそこそこでてきますね。
チューナーもついてるんですね。便利。
忘れてましたが、電池駆動も可。
ひとまわり小さいサイズも。
こちらは小さいだけでなくツマミ類が若干少ないようです。シミュレータの種類も。
値段も一万円くらい安いので納得価格。
今なら結構普通に楽器屋においてあるのでぜひ試奏してみてください。
こういう人気機種でもいきなり生産中止になりますからね。
楽器はなぜか、多いですよね生産中止。
名機だから生産中止になるのか、生産中止されたから名機なのか…
こちらもよければどうぞ
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